こんにちは。カーレビューラボ、運営者の「uzura」です。
日産のエクストレイルT33には、多くのオーナーが知らない便利な隠しコマンドや裏技機能が数多く搭載されています。これらの機能を活用することで、日々のドライブがより快適で安全になりますし、車との距離もグッと縮まることでしょう。今回は、そんなエクストレイルT33の隠れた魅力について詳しく解説していきますよ。
この記事を読むことで、あなたのエクストレイルライフが一段と充実したものになるはずです。メーター設定からドアミラー調整、プロパイロット機能の活用まで、幅広い隠しコマンドをマスターして、愛車をもっと使いこなしてみませんか。
- ワイパーライズアップ機能の正確な操作手順
- リバース連動ドアミラーの詳細設定方法
- アドバンスドドライブアシストディスプレイのカスタマイズテクニック
- プロパイロット機能と各種便利機能の活用術

エクストレイルT33には、日常の運転をサポートする多彩な隠し機能が搭載されています。これらの機能を理解することで、あなたのカーライフは格段に向上するでしょう。
ワイパーライズアップ機能の使い方
エクストレイルT33のワイパーライズアップ機能は、洗車やメンテナンス時に非常に便利な隠しコマンドですね。この機能を使うことで、ワイパーアームを立てることができ、フロントガラスの清掃が格段に楽になります。
操作方法は意外とシンプルで、まずキースイッチをONからOFFにします。その後、OFFにしてから1分以内にワイパースイッチを2回連続で素早く上位置に動かすんです。0.5秒以内という素早い操作がポイントになりますよ。
ワイパーライズアップ機能の手順:
1. パワースイッチをONからOFFにする
2. 1分以内にワイパースイッチを0.5秒以内で2回連続上に動かす
3. ワイパーアームが立ち上がる
この機能は冬場の凍結防止や、洗車場でのワイパーブレード交換時にも重宝するはずです。ただし、作動後はワイパーが途中で止まったように見えますが、これは正常な動作なので心配いりません。
リバース連動ドアミラーの設定手順

バック駐車の際に下向きになるリバース連動ドアミラーは、エクストレイルT33の便利機能の代表格といえるでしょう。この機能により、後輪付近の状況が確認しやすくなり、駐車時の安全性が大幅に向上します。
2024年6月の仕様向上以降のモデルでは、左右切り替えスイッチのどちらかを押して表示灯が点灯した状態でシフトをRにすると、両側のドアミラーが下向きに作動するようになっています。それ以前のモデルでは片側のみの作動でしたが、現在はより使いやすく改良されているんですね。
角度調整も簡単で、Rポジション時に調整したいミラー側のスイッチを押し、角度調整スイッチで好みの角度に設定できます。調整した角度は、シフトをR以外にしたり、車速が10km/h以上になると元の角度に戻る仕組みになっています。
アドバンスドドライブアシストディスプレイ設定のコツ
12.3インチの大型ディスプレイを搭載したアドバンスドドライブアシストディスプレイは、エクストレイルT33の魅力的な装備のひとつです。このディスプレイには「クラシック表示」と「エンハンス表示」の2つのモードがあり、運転スタイルに合わせてカスタマイズできるんですよ。
クラシック表示では、従来のアナログメーターに近い表示で、左側にパワーメーター、右側に速度計を配置した見慣れたレイアウトになります。一方、エンハンス表示では中央部分に多彩な情報を表示できるため、より多くの車両情報を一度に確認したい方におすすめです。
ディスプレイ設定のポイント:
・クラシック表示:見慣れたアナログ風デザイン
・エンハンス表示:多機能情報を中央に集約
・ステアリングスイッチで簡単切り替え可能
ヘッドアップディスプレイカスタマイズテクニック

日産が世界初で実用化したヘッドアップディスプレイ技術は、エクストレイルT33でも健在です。フロントガラスに車速や速度標識、ナビ表示などを投影することで、視線移動を最小限に抑えた安全運転をサポートしてくれます。
このヘッドアップディスプレイは表示項目を細かくカスタマイズできるのが特徴で、車速表示はもちろん、プロパイロット作動状態や車線逸脱警報まで表示可能です。不要な表示は個別にOFFにできるため、自分の運転スタイルに最適化した情報だけを表示することができるんですね。
設定方法は運転席右側のヘッドアップディスプレイスイッチから行えるほか、メーター内の設定メニューからも詳細な調整が可能です。表示の明度も自動調整されるため、昼夜を問わず見やすい表示を維持してくれます。
プロパイロット隠し機能の活用方法
エクストレイルT33のプロパイロット機能には、一般的に知られている以外にも便利な隠し機能があります。ステアリング右側のスイッチ群を使いこなすことで、より快適な運転支援を受けることができるでしょう。
プロパイロットスイッチの操作では、車間設定スイッチで4段階の車間距離調整が可能です。また、SET-とRES+のシーソースイッチを使い分けることで、設定速度の微調整も簡単に行えるんですよ。
プロパイロット活用のコツ:
・車間設定は交通状況に応じて4段階で調整
・SET-/RES+で速度の細かい調整が可能
・キャンセルスイッチで一時的な解除もスムーズ
接近時アンロック設定の便利な使い方

インテリジェントキーを携帯していれば、車両に近づくだけで自動的にドアロックが解除される接近時アンロック機能も、エクストレイルT33の便利な隠し機能のひとつです。この機能はドアミラーから約2m以上離れると作動する仕組みになっています。
設定方法はアドバンスドドライブアシストディスプレイから「設定→車両設定→ロック→接近時アンロック」の順で進むことで、機能のON/OFF切り替えができます。荷物で手がふさがっているときや、雨の日などに特に重宝する機能といえるでしょう。
ただし、降車時オートロック機能と組み合わせて使用する場合は、意図しないタイミングでのロック/アンロックを避けるため、使用環境に応じて設定を調整することをおすすめします。
T33エクストレイル隠しコマンドをマスターする完全ガイド

ここからは、さらに深くエクストレイルT33の隠しコマンドについて掘り下げていきます。これらの機能を完全にマスターすることで、あなたのエクストレイルはより使いやすく、快適な相棒となるはずです。
オートACC機能の詳細設定
エクストレイルT33に搭載されているオートACC機能は、パワーOFF後も一定時間電装品を使用可能にする便利な機能です。この機能により、エンジン停止後もナビやオーディオを継続使用できるため、目的地での情報確認や音楽視聴が可能になります。
オートACCは以下のタイミングで自動的に作動します:インテリジェントキーでの施錠・解錠時、パワースイッチOFF時、ドアの開閉時などです。完全停止は工場オプションナビ装着車では約11分後、非装着車では操作なしで約11分後に行われる設計になっています。
| 作動条件 | 停止条件 |
| インテリジェントキー操作時 | 約11分経過後 |
| パワースイッチOFF時 | 施錠後約1分 |
| ドア開閉時 | ナビ操作なしで約11分 |
メーター表示切り替え方法の裏技
アドバンスドドライブアシストディスプレイには、知られざる表示切り替えの裏技があります。ステアリング左側のダイヤルスイッチを使いこなすことで、効率的なメニュー操作が可能になるんですね。
ダイヤルの「上下まわし」で項目選択、「押す」で決定という基本操作に加えて、ショートカットメニューボタンを活用することで、よく使う機能に素早くアクセスできるようになります。このショートカット機能を覚えておくと、運転中の操作がグッと楽になりますよ。
また、メニュー内の「戻る」機能も、画面上の項目選択ではなく専用のボタンが用意されているため、直感的な操作が可能です。ただし、カーソルの上下移動と左右移動が別操作になっている点は、慣れるまで少し注意が必要かもしれません。
ドアミラー自動開閉連動の変更手順
ドアミラーの自動開閉連動設定は、使用環境に応じてカスタマイズできる便利な隠し機能です。初期設定では「ロック・アンロック連動」になっていますが、「ロック・イグニッションオン連動」に変更することで、より使い勝手を向上させることができます。
設定変更は車両設定メニューから「ドアミラー」項目を選択し、「パワーON連動」に変更するだけと簡単です。この設定により、洗車時の誤作動を防いだり、荷物の出し入れ時の煩わしさを軽減できるようになります。
設定変更時の注意点:
・洗車場での作業時は特に便利
・頻繁に荷物を出し入れする場合に有効
・使用環境に応じて最適な設定を選択
100V AC電源設定の活用術
エクストレイルT33に搭載されている100V AC電源は、アウトドアや緊急時に威力を発揮する機能です。運転席右側の100V AC電源メインスイッチでON/OFFを切り替えることができ、車内で家電製品を使用することが可能になります。
この電源は最大出力1500Wまで対応しているため、ノートパソコンの充電はもちろん、小型の調理器具や照明器具なども使用できるんですね。キャンプやアウトドアでの活用はもちろん、災害時の非常用電源としても重宝するはずです。
ただし、バッテリー保護機能が働くため、エンジン(e-POWERシステム)停止時は使用時間に制限があります。長時間使用する場合は、適度にシステムを起動してバッテリーを充電することを忘れずに。
エクストレイル T33隠しコマンドで快適ドライブを極める方法
これまでご紹介してきたエクストレイルT33の隠しコマンドを総合的に活用することで、あなたのドライブ体験は格段に向上するでしょう。ワイパーライズアップ機能による楽々メンテナンス、リバース連動ドアミラーでの安全駐車、アドバンスドドライブアシストディスプレイのカスタマイズによる情報表示の最適化など、それぞれの機能が相互に作用して快適性を高めてくれます。
特に重要なのは、これらの機能を自分の使用環境や運転スタイルに合わせて調整することです。設定メニューから各機能の詳細を確認し、必要に応じてON/OFFを切り替えることで、あなただけのエクストレイルを作り上げることができるんですね。
日産エクストレイルT33には、今回ご紹介した以外にもまだまだ多くの隠し機能や便利な設定があります。取扱説明書だけでは分からない実践的な活用方法を身につけることで、愛車との付き合い方がより深くなり、カーライフの満足度も大幅に向上するはずです。これらの隠しコマンドを使いこなして、エクストレイルT33の真の魅力を存分に味わってくださいね。
最終的には、公式マニュアルと合わせて各機能の詳細を確認し、安全運転を最優先に機能をご活用ください。設定変更後は必ず動作確認を行い、不明な点があれば日産販売店にご相談されることをおすすめします。

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