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【実燃費】エクストレイルT33の高速道路燃費は悪い?実数値を公開

エクストレイル

こんにちは。カーレビューラボ、運営者の「uzura」です。

「エクストレイルT33 燃費 高速」と検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっと購入を検討中か、あるいは納車待ちで「e-POWERって高速道路だと燃費が落ちるって聞くけど本当?」と心配になっているところなんじゃないでしょうか。

街乗りでは静かで快適、燃費も優秀な日産のe-POWERですが、高速巡航となると話が変わってくるのか、その真実が気になりますよね。

私自身、多くのハイブリッドSUVを乗り比べてきましたが、エクストレイルT33の「走り」と「燃費」のバランスは非常に興味深い特徴を持っています。カタログ値だけでは見えてこない、実際のオーナーデータや特性を理解することで、その不安は解消できるはずです。

この記事では、メーカー公表値だけでなく、リアルな実燃費データや構造的な理由、そして今日から使える燃費改善テクニックまで、包み隠さずお話ししていきます。

  • メーカー公表のWLTCモード燃費と実際の高速道路燃費のリアルな差
  • なぜe-POWERは高速道路での燃費が伸びにくいと言われるのか、その構造的理由
  • 4WD(e-4ORCE)と2WDで高速走行時の燃費にどれくらい違いが出るか
  • 明日からのドライブですぐに実践できる、高速燃費を伸ばす具体的な運転のコツ

エクストレイルT33の高速燃費と実データを徹底比較

まずは、一番気になる「数字」の部分から見ていきましょう。「カタログ燃費は良いのに、実際に高速を走ったらガッカリ…」なんてことにならないよう、メーカー公表値と、実際にオーナーさんが叩き出している実燃費のデータを並べて比較してみます。

メーカー公表のWLTCモード燃費とカタログ値

日産が公表しているエクストレイルT33(e-POWER)のWLTCモード燃費は以下の通りです。この数値、ミドルサイズSUVとしてはかなり優秀な部類に入ります。

グレード / 駆動方式WLTC総合WLTC高速道路モード
S / X (2WD)19.7 km/L19.7 km/L
X / G (e-4ORCE 4WD)18.3 – 18.4 km/L18.3 – 18.4 km/L

ここで注目してほしいのが、カタログ上では「市街地」よりも「高速道路」の燃費の方が数値が良い、もしくは同等になっている点です。しかし、これが「実燃費」となると、少し様子が変わってくるんですよね。

(出典:日産自動車『エクストレイル 燃費・性能』

オーナー口コミから算出された高速道路の実燃費

では、実際に高速道路を走っているオーナーさんたちの声を集約すると、どうなるのでしょうか。

複数の燃費投稿サイトやSNSでの報告を分析すると、高速道路を時速100km前後で巡航した場合の実燃費は、おおよそ「14.0km/L 〜 16.0km/L」あたりに収束しています。

【高速道路での実燃費目安(e-4ORCE)】

  • 80〜90km/h巡航時:16.0 〜 18.0 km/L
  • 100km/h巡航時:14.0 〜 15.5 km/L
  • 120km/h巡航時:11.0 〜 13.0 km/L

こう見ると、「カタログ値の18km/Lには届かないことが多い」というのが現実です。特に、新東名高速道路のような120km/h区間を走ると、燃費計の数値は目に見えて下がっていく傾向にあります。

「え、そんなに悪いの?」と思ったかもしれませんが、これはハイブリッド車全般、特にSUVという形状を考えれば、決して悪い数字ではありません。ただ、期待値が高すぎるとギャップを感じてしまう部分かもしれませんね。

市街地・郊外走行と高速走行の燃費差を検証

面白いのが、市街地や郊外を走った時の燃費です。実はエクストレイルT33、下道(一般道)ではカタログ値を軽々と超えてくることが珍しくありません。

信号の少ない郊外路を流していると、20km/L〜22km/Lといった驚異的な数字が出ることもしばしば。つまり、エクストレイルT33は「高速道路が極端に悪い」というよりは、「一般道での効率が良すぎるため、相対的に高速燃費が悪く見えてしまう」という側面があるんです。

なぜ街乗りの方が良いの?
e-POWERは減速時の「回生ブレーキ」で電気を回収し、再利用するのが得意です。ストップ&ゴーがある程度ある街中や、適度なアップダウンがある郊外の方が、このシステムを最大限に活かせるからなんです。

画像はイメージです。

4WD(e-4ORCE)と2WDの燃費性能の違い

購入時に迷うのが2WDにするか、4WD(e-4ORCE)にするかですよね。燃費の観点だけで見ると、やはり車両重量が軽く、駆動抵抗の少ない2WDの方が有利です。

カタログ値でも約1.3km/Lの差がありますが、高速道路の実燃費でもおおよそ1〜2km/L程度、2WDの方が伸びる傾向にあります。

ただ、日産が誇る「e-4ORCE」は、単なる4WDではありません。前後のモーターを緻密に制御して、車体の揺れを抑えたり、カーブをスムーズに曲がれるようにアシストしてくれます。この「疲れにくさ」や「安心感」は、長距離の高速ドライブでは燃費の差以上に大きなメリットになると私は感じています。

エクストレイルT33の燃費が高速で伸びにくい理由

「それにしても、なんで高速道路だと燃費が落ちちゃうの?」という疑問、ごもっともです。ライバル車の中には高速燃費が得意な車種もありますからね。

これには、エクストレイルT33が採用している「e-POWER」というシステムの仕組みと、物理的な要因が深く関係しています。ここを理解しておくと、納得して乗れるようになりますよ。

第2世代e-POWERの発電・駆動システムの特徴

エクストレイルT33に搭載されているのは、発電専用のエンジンと、駆動専用のモーターを組み合わせた「シリーズハイブリッド」と呼ばれるシステムです。

エンジンはタイヤを直接回すことはできず、あくまで「発電機」として働きます。で作った電気でモーターを回して走るわけです。この「エンジン → 電気 → モーター」という変換プロセスは、街中のような低・中速域ではものすごく効率が良いんです。

しかし、高速走行時はずっとモーターを回し続けるために、エンジンも発電のために回り続けなければなりません。ここでエネルギーの変換ロスがどうしても発生してしまうんですね。

画像はイメージです。

高速巡航時におけるエネルギー効率と空気抵抗

さらに大きいのが空気抵抗です。エクストレイルのような背の高いSUVは、セダンやコンパクトカーに比べて空気抵抗(ドラッグ)を大きく受けます。

空気抵抗は速度の2乗に比例して増えるため、100km/hを超えると壁のように立ちはだかります。この空気の壁を押し分けて進むために、モーターは大量の電力を消費し、それを補うためにエンジンも頑張って発電し続ける…これが高速燃費が伸び悩む最大の物理的要因です。

エンジン直結モードがないことによる影響

ライバル車であるホンダの「e:HEV」システムなどは、高速巡航時だけエンジンとタイヤを直結するクラッチを持っています。高速域ではモーターを介するより、エンジンで直接タイヤを回した方が効率が良い場面があるからです。

一方、日産のe-POWERにはこの「エンジン直結モード」がありません。どんなに高速でも、必ず電気に変換してモーターで走ります。100%モーター駆動による滑らかな走りと静粛性は圧倒的ですが、燃費効率という点だけで見ると、高速巡航時は直結モードを持つシステムに一歩譲る形になります。

苦手なシチュエーション
長い上り坂が続く高速道路も、e-POWERにとっては厳しい条件です。発電が追いつくようにエンジンが高回転で回り続けるため、燃費計の数値は一時的に大きく下がることがあります。

画像はイメージです。

ライバル車種(RAV4・CX-5)との比較

参考までに、よく比較されるライバル車と高速燃費の特性を比べてみましょう。

  • トヨタ RAV4(ハイブリッド):高速燃費も安定して良く、カタログ値に近い数字が出やすい優等生。
  • マツダ CX-5(ディーゼル):高速巡航はディーゼルの独壇場。燃料代の安さも含め、長距離移動のコストパフォーマンスは最強クラス。
  • 日産 エクストレイル(e-POWER):燃費数値では上記2車に少し劣る場合がありますが、VCターボによる静粛性と、e-4ORCEによる滑らかな乗り心地の質感が最大の武器。

「燃費絶対主義」なら他車も検討の余地がありますが、「上質な移動空間」を求めるならエクストレイルの満足度は非常に高いですよ。

エクストレイルT33の高速燃費を向上させる運転術

構造的に高速が苦手といっても、諦める必要はありません。運転の仕方ひとつで、燃費は確実に変わります。私自身が試して効果があった、明日から使えるテクニックをご紹介します。

画像はイメージです。

プロパイロットを活用した定速走行のメリット

一番簡単で効果が高いのが、日産の運転支援技術「プロパイロット」を積極的に使うことです。

人間がアクセルを操作すると、無意識のうちにペダルを踏み込んだり緩めたりしてしまい、これが無駄な燃料消費に繋がります。プロパイロットに任せてしまえば、機械が一番効率の良いアクセル開度を計算して、一定速度をキープしてくれます。

特にエクストレイルT33のプロパイロットは制御が非常に滑らか。自分で運転するよりも、結果的に燃費が良くなるケースがほとんどです。

燃費効率の良い速度域とアクセルワークのコツ

先ほどデータでも触れましたが、速度の出し過ぎは燃費の敵です。e-POWERの場合、時速90km〜100kmあたりが「進む距離」と「消費電力」のバランスが取れるスイートスポットだと感じます。

急いでいる時以外は、追い越し車線をガンガン飛ばすのではなく、走行車線を流れに乗って走るのがベスト。これだけで、リッターあたり2〜3km違ってくることもザラにあります。

画像はイメージです。

ECOモードとe-Pedal Stepの使い分け

ドライブモードセレクターは「ECO」モードを選びましょう。アクセルレスポンスが穏やかになり、無駄な急加速を抑制してくれます。

また、アクセルペダルだけで加減速ができる「e-Pedal Step」ですが、高速道路の巡航中はOFFにしておいた方が良い場合もあります。完全に一定速度で走るならONでも問題ありませんが、微妙な速度調整が必要な場面では、コースティング(慣性走行)を使いやすい通常のDレンジの方が、惰性で走れる距離が伸びて燃費に貢献することがあります。

満タン給油時における実際の航続距離シミュレーション

最後に、実際のロングドライブを想定して航続距離を考えてみましょう。エクストレイルT33の燃料タンク容量は55リットルです。

安全マージンを見て50リットル消費できると仮定し、高速燃費を少し厳しめに15km/Lと見積もると…

50L × 15km/L = 750km

これだけ走れれば、東京から大阪まで(約500km)は無給油で余裕を持って到着できますね。休憩のタイミングで給油すれば、1000km級のロングツーリングも全く怖くありません。

高速燃費が多少落ちるとはいえ、実用上は十分すぎる航続性能を持っています。あまり神経質にならず、e-POWERならではの静かで力強い走りを楽しみながら、安全運転でドライブに出かけてみてくださいね。

もし、さらに詳しいSUVの比較情報や、他の日産車のレビューが気になる方は、ぜひカーレビューラボのトップページから他の記事もチェックしてみてください。

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