こんにちは。カーレビューラボ、運営者の「uzura」です。
ヴォクシー90系の購入を検討しているあなた、内装の質感や使い勝手が本当に価格に見合っているのか気になっていませんか。特に、カタログやSNSで「プラスチック感が強い」「先代よりコストダウンされた」なんて口コミを目にすると、家族を乗せる車として満足できるのか不安になりますよね。
実は、新型ヴォクシーの内装は、一見するとシンプルに見えますが、そこには家族での使いやすさを徹底的に追求した「機能美」が隠されているんです。この記事では、車好き歴30年、自動車販売歴20年の私が、実車に触れて感じたリアルな内装の評価と、子育て世代に嬉しい使い勝手を忖度なしで徹底レビューします。
- 内装が「安っぽい」と言われる具体的な理由と実際の質感
- 家族の荷物がスッキリ片付く計算された収納スペースの配置
- 子育て世代が感動するシートアレンジと乗降性の秘密
- リセールバリューまで考慮した購入後の満足度と総合評価
ヴォクシー90系内装が安っぽいと言われる理由
新型ヴォクシーが登場した際、真っ先に話題になったのが「内装の質感」でした。正直なところ、私も初めて実車を見たときは「おや?」と思った部分があります。ここでは、なぜ「安っぽい」と言われてしまうのか、その原因をプロの視点で深掘りしていきます。

インパネ周りの樹脂パーツと質感の評価
運転席に座ってまず目に入るのが、広範囲に使用されているハードプラスチック(樹脂パーツ)です。特にダッシュボードの上部や、エアコン吹き出し口周りの素材感は、先代の80系ヴォクシーと比較しても少しドライな印象を受けるかもしれません。
これには理由があります。トヨタは今回のフルモデルチェンジで、プラットフォームを「TNGA」に刷新し、先進運転支援システム「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備するなど、「走りの質」と「安全性」に莫大なコストを投じているのです。その結果、目に見える内装の加飾がシンプルになったという背景があります。
ただ、安っぽい=悪い、というわけではありません。この樹脂パーツは傷が目立ちにくく、汚れてもサッと水拭きできるため、小さなお子さんがいる家庭にとっては、むしろ「気を使わずに使える」というメリットにもなり得ます。
上級グレード「S-Z」との違い
上位グレードのS-Zでは、インパネ周りに合成皮革巻きのソフトパッドやシルバーステッチが採用されており、質感が大きく向上します。「安っぽさ」が気になる方は、S-Zグレードの実車をチェックすることをおすすめします。
ドアトリム素材に見るコストダウンの跡
もう一つ、指摘されやすいのがドアトリム(ドアの内張り)です。特に後席スライドドアの内側は、広大な面積がほぼハードプラで覆われています。ライバル車であるホンダのステップワゴンが、ファブリック素材を使ってリビングのような温かみを演出しているのと比べると、ヴォクシーは少し「商用車ライク」に映るかもしれません。
しかし、これも考え方次第です。雨の日に子供が泥だらけの靴で乗り込んだり、飲み物をこぼしたりした際、ファブリック素材だとシミになりますが、樹脂パーツなら一拭きで解決します。「高級感」よりも「メンテナンス性」を優先した結果と言えるでしょう。
先代80系やライバル車と比較した印象
先代の80系ヴォクシー、特に特別仕様車「煌(きらめき)」などは、メッキパーツを多用して煌びやかな内装を演出していました。それと比較すると、90系のデザインコンセプトは明らかに「シンプル&クリーン」にシフトしています。
また、日産セレナやホンダステップワゴンといったライバル車と比較しても、ヴォクシーは「道具感」が強いデザインです。
| 車種 | 内装の特徴 | 質感の方向性 |
|---|---|---|
| ヴォクシー(90系) | 直線基調、樹脂多め、黒で統一 | 機能的・スポーティ |
| ステップワゴン | ファブリック多用、水平基調 | リビング・温かみ |
| セレナ(C28) | デジタル液晶、未来的デザイン | 先進的・ガジェット感 |
「安っぽい」という言葉は、裏を返せば「無駄を削ぎ落とした機能美」とも捉えられます。豪華な装飾よりも、運転席からの視界の良さや、スイッチ類の操作性の良さを重視した設計だと私は感じています。
ヴォクシー90系内装は安っぽい?機能性を検証
質感への賛否はあるものの、実際に家族で使ってみると、その評価は一変するはずです。「見た目」のコストダウンを補って余りある、驚異的な「使い勝手」の良さが90系ヴォクシーの真骨頂だからです。

家族が感動する計算された収納スペース
ミニバンを選ぶパパママにとって、収納の多さは正義ですよね。ヴォクシー90系は、デッドスペースになりがちな場所を徹底的に活用しています。
特に私が感動したのは、助手席前の「オープントレイ」と、センターコンソールの使い勝手です。スマホやティッシュ箱、除菌シートなど、子育て中に「今すぐ使いたい!」となるアイテムが、自然と手の届く位置に収まります。
ここがスゴい!収納ポイント
- カップホルダー: 四角い紙パックも入る形状で、子供の飲み物にも対応。
- 助手席アッパーボックス: 箱ティッシュがそのまま入る深さを確保。
- 充電用USB端子: 全席に配置可能(グレード別・OP含)で、子供のタブレット充電喧嘩がなくなります。
収納に関しては、以下の公式サイトでも詳細な寸法や配置が確認できます。
(出典:トヨタ自動車『ヴォクシー 室内空間・内装』)
子育て世代に必須のシートアレンジと動線
90系ヴォクシーの最大の武器は、「超ロングスライド」機能です。セカンドシート(2列目)を、オットマンを使わない状態であれば、これでもかというほど後ろに下げることができます。
これにより、足元に広大なスペースが生まれ、子供の着替えやオムツ替えが車内で楽々行えます。雨の日に、2列目で子供にレインコートを着せてから外に出る、なんて使い方も余裕です。
また、7人乗りモデルのキャプテンシートには、横スライドなしでそのまま後ろに下げられる構造が採用されており、面倒なレバー操作が減ったのも大きな進化点です。「ちょっと休憩」の時に、サッとシートを倒してリラックスできるのは、長距離ドライブでの疲労軽減に直結します。
注意点
7人乗り(キャプテンシート)と8人乗り(ベンチシート)では、シートアレンジの自由度が異なります。車中泊をメインに考えるなら、フルフラットにしやすい8人乗りも選択肢に入ります。
安っぽさを忘れさせる充実の快適装備類
「内装がプラスチックっぽい」という不満を吹き飛ばすのが、上位グレードに搭載される「オットマン」と「シートヒーター」です。
S-Zグレード(2WD)に標準装備、またはメーカーオプションで設定できるオットマンは、足を伸ばしてくつろげるため、まるで新幹線のグリーン車のような快適さを提供してくれます。妻や子供が寝てしまった時、そっとオットマンを出してあげると、本当に喜ばれますよ。
さらに、これからの季節に欠かせない「シートヒーター」はもちろん、ステアリングヒーターも設定があり、冬場の快適性は抜群です。北海道の冬でも快適に過ごせる仕様については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
トヨタヴォクシー冬の北海道で寒冷地仕様は本当に必要か徹底解説
ヴォクシー90系内装は安っぽいだけか最終結論
ここまで見てきた通り、ヴォクシー90系の内装は、単純に「高級か安っぽいか」という二元論では語れない魅力があります。

カスタムパーツで質感を補う賢い選択
もし、どうしても樹脂パーツの質感が許せないなら、後付けのカスタムパーツで解決するという手があります。これが実は、ヴォクシー乗りの間では常識になりつつある楽しみ方です。
例えば、楽天市場やAmazonでは、以下のような専用パーツが豊富に販売されています。
- インテリアパネル: ピアノブラックや木目調のパネルを貼り付けるだけで、一気に高級感が出ます。
- ラバーマット: ドアポケットの底に敷くことで、異音防止と見た目のアクセントになります。
- スカッフプレート: 足元の傷防止とドレスアップを兼ねた金属パーツです。
ベースがシンプルだからこそ、自分好みに「育てる」楽しさがあるとも言えます。最初から完成された高級車を買うよりも、必要な部分だけ手を入れていく方が、愛着も湧きますし、お財布にも優しいですよね。
見た目以上の価値がある圧倒的な実用性
車は「飾るもの」ではなく「使うもの」です。特に子育て世代にとって、車は「第二のリビング」であり、時には「子供部屋」にもなります。
ヴォクシー90系の内装は、汚れを恐れずに使い倒せる「最強のファミリーツール」として設計されています。子供が泥靴で蹴っても、ジュースをこぼしても、笑って許せる。その心理的な余裕こそが、この車の本当の価値ではないでしょうか。
リセールバリューも含めた総合コスパ評価
最後に、お金の話をしましょう。ヴォクシーは、ミニバンの中でもトップクラスの「リセールバリュー(再販価値)」を誇ります。
内装のコストダウンは、車両本体価格の上昇を抑えるためのメーカーの苦肉の策でもあります。そのおかげで、最新の安全装備やハイブリッドシステムを搭載しながらも、手の届く価格帯(もちろん高いですが…)に収まっています。
3年後、5年後に乗り換える際、ヴォクシーなら驚くほどの高値で売却できる可能性が高いです。購入時の内装の不満なんて、売却時の査定額を見れば「買ってよかった!」に変わるはずです。
もし、月々の支払いを抑えてヴォクシーに乗りたいなら、カーリースという選択肢も賢い方法です。残価設定ローンとはまた違ったメリットがありますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。
結論として、ヴォクシー90系の内装は「安っぽい」のではなく、「家族のために最適化された実用的なデザイン」です。見た目の豪華さよりも、日々の使いやすさを重視する賢いパパママにとって、これ以上の相棒はいないと私は確信しています。
免責事項
本記事の情報は執筆時点(2026年1月)のものであり、メーカーの仕様変更等により実際と異なる場合があります。正確な最新情報は必ずトヨタ自動車公式サイトをご確認ください。また、購入や契約に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。


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