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プリウス60系の実燃費は高速道路だと伸びない?実際の測定結果と驚きの数値を公開

トヨタ

こんにちは。カーレビューラボ、運営者の「uzura」です。

新型プリウス60系、街中で見かけることも増えてきましたね。あのスポーティなシルエットに一目惚れして購入を検討している方も多いのではないでしょうか。でも、デザインが良くなった一方で「燃費はどうなの?」と気になっている方もいるはずです。特に、ハイブリッド車が得意とする街乗りではなく、帰省や旅行で使う「高速道路」での実燃費は、カタログ値通りにはいかないという噂も耳にします。ガソリン代も高騰している今、実際の維持費に関わる燃費性能は購入前にしっかり把握しておきたいポイントですよね。

  • プリウス60系の高速道路におけるリアルな実燃費データ
  • 1.8Lモデルと2.0Lモデルによる高速巡航時の燃費差
  • なぜハイブリッド車は高速道路で燃費が伸びにくいのかという物理的な理由
  • 高速走行時でも燃費を最大限に引き出すための具体的な運転テクニック

プリウス60系の実燃費は高速道路で伸びないのか検証

画像はイメージです。

「プリウス=燃費が良い」というのは常識ですが、こと高速道路においては「思ったほど伸びない」という声が聞かれることもあります。ここでは、メーカーが公表しているカタログスペックと、実際にオーナーたちが記録している実測データを照らし合わせながら、その真偽を検証していきます。

60系プリウスのカタログ燃費と高速道路モード

まずは基準となるカタログ値を見ていきましょう。プリウス60系には、WLTCモードという国際的な測定基準に基づいた燃費が表示されています。このWLTCモードは「市街地」「郊外」「高速道路」の3つの走行モードで構成されており、それぞれの数値が公表されています。

例えば、売れ筋のZグレード(2.0Lハイブリッド・2WD)の場合、WLTC総合燃費は28.6km/Lですが、高速道路モード単体では28.2km/Lとなっています。総合値とほぼ変わらない数値が出ていますね。一方で、燃費スペシャルとも言えるUグレード(1.8Lハイブリッド・2WD)は、総合32.6km/Lに対し、高速道路モードはさらに高い数値をマークしています。

この数字だけ見れば「高速道路でも十分燃費が良い」と言えますが、カタログ値はあくまで一定の条件下での測定結果。実際の高速道路では、勾配、風向き、そして追い越し加速など、燃費を悪化させる要因が複雑に絡み合います。カタログ値と実燃費の乖離(かいり)は、一般的に「カタログ値の8割程度」と言われていますが、プリウスの場合はどうなのでしょうか。

WLTCモードの「高速道路モード」は、平均車速約56.7km/h、最高車速約97.4km/hで測定されます。日本の実際の高速道路の流れ(100km/h〜120km/h)より少し遅めの設定である点に注意が必要です。

ユーザーの実測データから見る高速走行の真実

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では、実際のオーナーさんたちの口コミや燃費記録サイトなどのデータを見てみましょう。私自身も調査してみましたが、2.0Lモデルで高速道路を法定速度(100km/h)で巡航した場合、実燃費は概ね22km/L〜25km/Lあたりに落ち着くことが多いようです。

「あれ?カタログ値よりだいぶ低い?」と感じましたか?ここ、気になりますよね。

実は、時速80km/h程度で流れている区間ではカタログ値に近い27km/L以上を叩き出すこともある一方で、新東名高速道路のような120km/h区間を走行すると、燃費は20km/L前後まで落ち込むこともあります。つまり、「高速道路」と一口に言っても、巡航速度によって燃費は大きく変動するというのが真実です。決して「伸びない」わけではありませんが、速度域が高くなればなるほど、ハイブリッドの恩恵を受けにくくなるのは事実のようです。

1.8Lと2.0Lモデルで異なる高速巡航の特性

今回のプリウス60系で悩ましいのが、1.8Lモデル(U/Xグレード)と2.0Lモデル(Z/Gグレード)のどちらを選ぶかという問題です。高速道路での燃費という観点で見ると、実は面白い特性の違いがあります。

1.8Lモデルは、絶対的な燃費性能が高く、高速道路でも30km/Lに迫る数値を出しやすい傾向にあります。しかし、エンジンパワーが控えめなため、長い登り坂や追い越し加速ではエンジンが高回転まで回ってしまい、一時的に燃費が悪化しやすいシーンもあります。

一方、2.0Lモデルはシステム出力に余裕があるため、アクセルを深く踏み込まなくてもスーッと加速していきます。結果として、アップダウンの激しい高速道路や、追い越しを頻繁に行うようなシチュエーションでは、1.8Lとの燃費差が縮まることがあります。余裕のある走りで疲れにくいのは2.0L、数字としての燃費を追求するなら1.8Lといったところでしょうか。

先代と比較した高速域での燃費性能の進化

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先代の50系プリウスと比較すると、60系はシステム出力が大幅に向上しています。特に2.0Lモデルは「速いプリウス」として話題ですよね。燃費に関しては、先代50系が驚異的な数値を記録していましたが、60系も負けてはいません。

特に高速域での「エンジンの間欠運転」の制御が進化しています。以前のハイブリッド車は、高速域になるとエンジンがかかりっぱなしになることが多かったのですが、最新のTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)は、高速巡航中でも負荷が低い時は積極的にエンジンを止め、モーターだけで走行(EV走行)する領域が拡大しています。これにより、平坦な高速道路を淡々と走るようなシーンでは、排気量アップによる燃費悪化を最小限に抑えているのです。

モデル排気量WLTC高速モード燃費実燃費目安(高速)
60系 Z/G2.0L28.2km/L22〜25km/L
60系 U/X1.8L非公表(総合32.6)26〜30km/L
50系 E1.8L30.3km/L25〜28km/L

高速道路でプリウス60系の実燃費が伸びない理由とは

測定結果を見ると、やはり市街地に比べて高速道路では「カタログ値割れ」が起きやすい傾向にあります。なぜ世界最高レベルの環境性能を持つプリウスでも、高速道路では燃費が伸び悩んでしまうのでしょうか。そこには物理的な法則と、ハイブリッドシステムの特性が関係しています。

空気抵抗が急増する速度域と燃費の関係

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一番の敵は「空気」です。車が走るときに受ける空気抵抗は、速度の2乗に比例して大きくなります。つまり、時速50kmから100kmに速度が倍になると、空気抵抗はなんと4倍にも膨れ上がるのです。

プリウス60系は、非常にスタイリッシュなデザインを採用しましたが、実は空気抵抗係数(Cd値)は先代の0.24から0.27程度へと、わずかながら悪化したと言われています(※仕様により異なります)。もちろん、前面投影面積(車を正面から見た面積)を減らす工夫はされていますが、高速域になればなるほど、この空気抵抗に打ち勝つために多くのエネルギーを消費しなければなりません。

街乗りでは無視できるレベルの空気抵抗も、時速100kmの世界では燃費を悪化させる最大の要因になります。これはプリウスに限らず、全ての自動車に当てはまる物理法則ですが、もともとの燃費が良いプリウスだからこそ、悪化の幅が目立ってしまうとも言えます。

時速80kmから100kmに上げるだけで、燃料消費率は10〜15%程度悪化すると言われています。急いでいないなら、左車線をのんびり走るのが一番の燃費対策です。

ハイブリッドシステムが苦手とする高速巡航

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トヨタのハイブリッドシステム(THS-II)は、減速時のエネルギーを電気として回収(回生ブレーキ)し、それを発進や加速時に再利用することで驚異的な燃費を実現しています。つまり、「ストップ&ゴー」が多い街中でこそ最強の性能を発揮するシステムなんです。

しかし、高速道路の巡航では、ブレーキを踏む機会がほとんどありません。つまり、回生エネルギーを回収するチャンスがないのです。バッテリーに電気が溜まらなければ、モーターアシストも使えず、基本的にはガソリンエンジンの力だけで走り続けることになります。

こうなると、重たいバッテリーとモーターを積んでいる分、純粋なガソリン車よりも不利になる局面さえ出てきます。これが「ハイブリッドは高速が苦手」と言われる最大の理由です。

追い越し加速によるエンジン稼働率の影響

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高速道路では、合流や追い越しのために急加速が必要な場面がありますよね。この時、プリウスのハイブリッドシステムは、エンジンを高回転まで回して発電し、モーターとエンジンの両方でパワーを出そうとします。

特に60系プリウスは走りが楽しくなっているので、ついついアクセルを踏み込んでしまいがちです。この「気持ち良い加速」の裏で、ガソリンは勢いよく消費されています。一定速度で走っている時は燃費が良くても、数回の追い越し加速を行うだけで、平均燃費の数値はガクッと下がってしまいます。

エンジンの熱効率が良いポイント(燃費が良い回転数)を維持して走りたいところですが、交通の流れに乗るための加減速が、エンジンの稼働率を上げ、結果として燃費を悪化させているのです。

大径タイヤが及ぼす燃費へのデメリット

新型プリウスの見た目を劇的にカッコよくしているのが、あの19インチの大径タイヤです。ZグレードやGグレードに標準装備されていますが、実はこれも燃費には逆風となります。

タイヤが大きくなると、一般的にタイヤ自体が重くなり、転がり抵抗(タイヤが回転するのを妨げる力)も増える傾向にあります。また、タイヤの幅が細いとはいえ、ホイールが大きくなることで慣性モーメントが大きくなり、加減速のたびに余分なエネルギーが必要になります。

Uグレード(1.8L)が高燃費なのは、ハイブリッドシステムの違いだけでなく、17インチタイヤを履いていることも大きく寄与しています。「おしゃれは足元から」と言いますが、燃費に関しては「おしゃれは我慢」が必要な部分かもしれませんね。

プリウス60系の実燃費を高速道路で伸びない状態から救う

「じゃあ高速道路では諦めるしかないの?」と思ったあなた、ご安心ください。ちょっとした工夫と知識があれば、プリウスの高速燃費を劇的に改善させることが可能です。Webライターとしてリサーチした情報と、プロの試乗データに基づいた「明日から使えるテクニック」を伝授します。

レーダークルーズコントロールの効果的な活用

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まず活用したいのが、標準装備されている「レーダークルーズコントロール(ACC)」です。これは設定した速度で前走車に追従してくれる便利な機能ですが、実は燃費走行のプロでもあります。

人間がアクセル操作をすると、無意識のうちにペダルを踏んだり緩めたりしてしまい、これが微細なロスを生みます。機械であるACCに任せれば、コンピューターが最も効率的なスロットル開度を計算し、無駄のない一定走行を行ってくれます。

特に60系の最新ACCは制御が非常に滑らかです。「自分で運転した方が燃費が良い」というのは一昔前の話。長距離移動では積極的にACCをONにして、機械に任せてしまうのが、疲労軽減だけでなく燃費向上への近道です。

燃費マネージャーで見る最適な巡航速度

先ほど「空気抵抗」の話をしましたが、燃費を伸ばすための黄金ルールは「速度を出しすぎないこと」に尽きます。具体的には、時速80km〜90kmあたりが、空気抵抗とハイブリッドシステムの効率バランスが最も良い「スイートスポット」だと言われています。

100km/h制限の道路で100km/hキッチリ出す必要はありません。左車線を85km/h〜90km/h程度で流している大型トラックの後ろ(車間距離は十分空けてくださいね)を走ると、驚くほど燃費計の数値が伸びていくのが分かります。

メーター内のディスプレイを「燃費表示」に切り替え、瞬間燃費を見ながら走ってみてください。速度を5km/h落とすだけで、瞬間燃費のバーがグンと上がるのが視覚的に分かるはずです。

高速走行時のエアコン設定と燃費のバランス

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意外と盲点なのがエアコンです。家庭用エアコンと同じで、設定温度と外気温の差が大きいほど、電力を消費します。プリウスの場合、電力消費が増えるとバッテリーが減り、それを充電するためにエンジンが始動します。つまり、エアコンの使いすぎはガソリン消費に直結します。

夏場や冬場は仕方ありませんが、春や秋の快適なシーズンであれば、A/C(エアコンのコンプレッサー)をOFFにして送風だけにすることで、燃費は確実に向上します。また、オート設定の場合、設定温度を控えめにする(夏は26度、冬は22度など)だけでも効果がありますよ。

「燃費のために窓を開ける」のは高速道路では逆効果です!空気抵抗が乱れてしまい、かえって燃費が悪化する上に風切り音もうるさいので避けましょう。

空気圧管理で変わる高速道路での燃費効率

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最後に見落としがちなのが「タイヤの空気圧」です。空気圧が規定値より低いと、タイヤが潰れて転がり抵抗が増え、燃費が悪化します。自転車のタイヤ空気が抜けていると漕ぐのが重いのと同じ理屈です。

特に高速道路を走る前には、ガソリンスタンドなどで空気圧チェックを行うことを強くおすすめします。メーカー指定の規定値よりも少しだけ(+10〜20kPa程度)高めに入れるのが、燃費ユーザーの間では定石のテクニックです(入れすぎは乗り心地悪化や偏摩耗の原因になるので注意)。

これだけでリッターあたり1km程度変わることも珍しくありません。0円でできる最強の燃費チューニング、ぜひ試してみてください。

(出典:トヨタ自動車 プリウス 主要諸元表

まとめ:プリウス60系の高速燃費は走り方次第で変わる

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。今回は「プリウス60系の実燃費は高速道路だと伸びない?」という疑問について、徹底的に検証してきました。

結論として、プリウス60系は物理的な空気抵抗やハイブリッドシステムの特性上、確かに「街乗りほどの驚異的な燃費」は高速道路では出しにくい傾向にあります。しかし、それは「燃費が悪い」ということではなく、「時速100kmで巡航してもリッター22km以上走る」という、純ガソリン車では到達困難な高水準なレベルでの話です。

  • 2.0Lモデル:余裕のある走りが魅力。実燃費は22〜25km/L目安。
  • 1.8Lモデル:燃費性能は最強。実燃費は26〜30km/Lも狙える。
  • 対策:ACC活用、速度抑制(80〜90km/h)、空気圧管理で数値は劇的に改善する。

「高速道路でカタログ値より落ちるのが嫌だ」という理由だけでプリウス60系を候補から外すのは、正直もったいないです。この車には、その燃費差を補って余りある「走りの楽しさ」と「所有する喜び」があります。燃費計の数値とにらめっこするのもエコドライブの醍醐味ですが、たまにはスポーツモードに入れて、進化した加速性能を楽しんでみるのも良いかもしれませんね。

この記事が、あなたのプリウス選びや、納車後のカーライフの参考になれば嬉しいです。安全運転で、快適なハイブリッドライフを楽しんでください!

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